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屋内の位置推定(予測)の方法とは?

屋内で使われる位置推定どうやってるの?屋内で使われる位置推定ってなに?屋内でなぜGPSが使えないの?こういった疑問があると思います

今回のタイトルにある屋内の位置推定の種類だけではなく、いくつかの疑問にもお答えしていきます

屋内位置推定ってそもそもなに?

簡単にいうと

GPSの入らない屋内で位置を予測するもの

 屋内位置推定とは地下鉄や建物の中などGPSの届かないような場所で位置を予測する方法です

GPSは簡単に言うと衛星を使って位置を予測するシステムです

GPSについて詳しく知りたい方はこちら↓

屋内位置推定ってなぜ注目されてるの?

  • 日本への観光客の増加(観光案内)
  • 家電などのIoT化(通信ができるようになった)(物品管理)
  • その他

日本への観光客の増加(観光案内)

日本への観光客が増加することで地下鉄を利用する人やショッピングモールなどへショッピングをしに行く人が増えると思います

日本に来る観光客のほとんどの外国の方たちの多くは日本語があまり得意ではないと思います

その人たちがGoogle Mapのように目で見て分かるように案内することが求められると思います

その結果、屋外の案内だけでなくGPSの届かない屋内での案内のできる技術が注目されていると考えられます

さらに2020年には東京オリンピックがあることもあり、たくさんの外国人が訪れることが予想され、屋内外を問わないシームレスな案内ができることがより期待されています

家電などのIoT化(通信ができるようになった)(物品管理)

いろいろなものをインターネットにつなぐことをIoTといいます

インターネットにつなぐことで

家電などをインターネットでつないで一括管理できるようになります

そこで屋内測定技術があると

屋内のものの位置を特定できるようになることで、元の位置へ整頓することができたり、どこに置いたか分からなくなっても位置を予測して知ることができます

こういった技術の成長によっても屋内位置推定は注目されていると考えられます

その他

その他にも

・オフィスビル街などの衛星からの電波が届かないような場所での案内

・老人ホームなどで介護者がどこにいるのか特定できる

・Amazonなど大きな倉庫でどこに物品を置いたか予測できる

などなどたくさんのメリットがあります

これらのメリットからもわかる通り、現在やこれからの社会で必要とされる技術であることが分かったと思います

それではGPSは衛星で位置を特定していたけど、屋内だとどうやって位置を特定しているのでしょうか?

屋内位置推定はどうやっているの?

基本的にGPSと同じように電波を使って位置を特定しています

屋内位置推定ではいくつかの無線通信の規格が用いられています

屋内で位置を推定する媒体として

  • Bluetooth
  • Wi-Fi
  • RFID
  • 地磁気
  • 音波
  • 照明(光)

などがあります

え、音や光で位置を特定できちゃうの?と思った方もいらっしゃると思います

できてしまいます

この電波や音波、照明(光)を用いた位置の予測の説明を超簡単にしていきます

位置の推定のやり方

これらには基本的に同じ特性があります

それは遠くに行けば行くほど電気や音波などの力が減衰するということです

しかも、この減少具合には規則性があります

国土交通省に置かれている国土地理院の資料による、減衰のイメージが↓の感じです

例えば ルーターと呼ばれるWi-Fiを使うときに必要な機器を設置します

このルーターのすぐ脇で取得した電波の強度が10だったとします

そこから1m離れたら9になった!

そこから2m離れたら8になった!

という感じです

もし次に取得するときに電波の強さが「9」になったらルーターの位置から1mの位置と決めよう

という感じで電波などが減衰すると、今いる位置と別の位置で違う値が出るため位置を特定することできるようになります

いかがでしょうか、あなたの知識が深まりましたら幸いです

 

電波ってそもそもなに?と思われた方はこちらから↓

屋外の位置を推定する際に用いられるGPSについてもまとめて見ましたので興味があれば見てみてください

よくイヤホンに使われるBluetoothで具体的にどうやって位置を推定しているか気になる方は↓から