
YouTubeってなぜ対象が13歳以上なの?世界一のユーチューバーってだれ?なぜ規制される動きがあるのか?
こういった疑問に対してお答えします
- 世界一のYouTuberってどんな人?
- アメリカがGoogleに違反判決!?
- 子どものネット規制はどのようになっていく?
世界一のYouTuberってどんな人?

※予めいっておくと、ここでいう世界一とは”世界で一番稼いだYouTuber”を指しています
去年(2019年)一年間で一番稼いだYouTuberは
アメリカのライアン・カジ君という8歳の少年です
一応分からない人もいるかもしれないのでYouTuberを簡単に説明する
Google傘下のYouTube社が提供しているYouTubeという動画共有サービスに動画を配信して動画につけられる広告から広告収入を得ている人やグループをいいます
ライアン・カジ君はおもちゃの紹介などの動画配信によって28億稼ぎ、世界で一番稼いだYouTuberとなりました
彼は一昨年(2018年)も世界で一番稼ぎ、2年連続で世界一のユーチューバーとなっていて
現在のチャンネル登録者数は2400万人ほどとなっています
ちなみに、お父さんは日本人の方らしいです

また、3番目に稼いだYouTuberは5歳の女の子で
大人だけでなく、子どもたちがYouTubeでたくさん稼いでいることが分かります
日本でも子どもの夢にユーチューバーが挙げられており、多くの子どもたちがユーチューバーに対して関心を持っていると思います
しかし、子どものネットの利用に対して親御さんが不安感や危険性があるのも事実です
アメリカがGoogleに違反判決!?
アメリカの連邦取引委員会(Federal Trade Commission)は去年(2019年)の夏、
親会社のGoogleに

子どもの個人情報を集め、広告などの配信をすることは「子供のプライバシー保護」の違反に当たると判断し、その制裁として180億円を科しました
YouTubeの広告は
見てくれるお客さんに合わせて広告を表示する「パーソナライズド広告」というやり方をとっています
例を挙げると
普段よくおもちゃの商品紹介の動画を見ている人は、車のタイヤの広告を見せるよりも、おもちゃの新商品の広告を付ければその広告をみて買ってくれる確率が高くなりますよね?
このように、おもちゃの動画を見ているといった
動画の視聴履歴などの情報をもちいることで
広告をその人に合わせて提供する仕組みを取っています
この仕組みが、子どもたちのプライバシー保護の観点からみてよくないと設定されたため去年アメリカの連邦取引委員会から制裁を受けました
人に合わせた広告の作成は悪いことだとは思いませんが
子どもの情報が奪われることや
判断をするのが難しい子どもに買いたくなるような広告が出てくるのは
危ないかなと思います
YouTubeはこれらのことからも本来は13歳以上対象とされてはいるのですが、親のスマホやタブレットなどの端末で見てしまっています
子どものネット規制はどのようになっていく?
子どものネット規制は他の国にも普及していくと想定されます

内閣府の青少年のインターネット利用環境実態調査及び統計・調査研究
https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa.html
↑によると
日本だけでなく、アメリカやイギリス、韓国、ドイツ、オーストリアなど
多くのネットトラブルの現状を見ることができ
青少年保護法などによって
暴力行為を誘発するものや犯罪を誘発するもの、不道徳性に触れるもの
児童ポルノ等が実際にあるといわれており
ドイツの例を挙げると
“2017年6月、約111,000人の閲覧者をもつ児童ポルノプラットフォームのElysiumが摘発され、連邦刑事庁、検察庁により閲覧が禁止された”
といった検挙がみられます
また、各国のルール設定の傾向なども挙げられており
この機会に見てみることをおすすめします
こういったことからも、子どものネット規制はさらに厳しくなっていくと予想できます
いかがでしたでしょうか?知識が深まりましたら幸いです
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