AI(人工知能)・機械学習ってなに?仕事がなくなる?

ニュースでよく聞くAIってなに?機械学習ってなに?なんで私たちの仕事がなくなるの?どういった仕事がなくなるの?などといった疑問についてお答えしていきます
AI(人工知能)・機械学習ってなに?
AIとは Artificial Intelligence の略で直訳すると人工的な知能です
機械学習とは「データから規則性や判断基準を学習し、それに基づいて未知のものを予測、判断する技術」です
- AIについて
- 機械学習について
AIについて
え?英語を訳しただけで説明終わり?と思われた方がいると思いますが、
AI(人工知能)には現時点で定義がありません
なぜ定義がされていないかというと、世界の研究者たちの人工知能の認識が異なっているためです
そのため、ここでは人工知能の捉え方にはいくつかあるよね?ってことを理解してもらいたいです
そもそも、知能とは何かを考えると分かりやすいと思います
ある教授Aさんが知能とは考えたり、検討するといったある問題に対して対処する能力とここでは定義したとします

そう捉えた場合、オセロの世界チャンピオンに勝つことができるような問題の対処をできる機械は人工知能といえると思います
しかし、ある教授Bさんは知能とは人間と同じように知的な振る舞いができるものだと定義します
つまり、人工知能とは人間の脳と同じような動きができることだといったとします
そうすると、オセロの世界チャンピオンにかつAIは洗濯や他の人との会話をするといった人間が一般的にできるような他のことができないため、教授Aさんが定義した人工的な知能を持ったものの定義が間違っていることになります
この有識者たちの知能の捉え方の違い、つまり
- 汎用的に人間のように振舞えるのが知能
- 将棋など一つの分野に特化している知能
という知能についての定義の違いがAIとは何かを定義することを難しくしていると考えられます
※もちろん他にもいろいろな根拠のもとAIについて定義をしていると思います
気になる方は総務省の情報通信白書を見てみてください↓
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/pdf/n4200000.pdf
機械学習について
機械学習は機械がルールや判断基準を見つけて予測すること

- 機械学習の説明
例を紹介します
たくさんの犬の画像を見て覚えるとします
そうすると、共通して「犬」という画像には目がある、鼻がちょっとでてる、耳が2つあるなどの特徴があることが分かると思います
この特徴を見つけて、もし猫の画像が来た時にこれは犬じゃない!といえるように機械が学習することを機械学習といいます
- 機械学習の種類
機械学習にはいくつか種類があります
- 教師あり学習
- 教師なし学習
- 中間的手法(半教師あり学習、強化学習、深層学習)
簡単にいうと
教師あり学習は「犬の画像を見せて、これは犬ですと学習させて予測する」
教師なし学習は「犬の画像から共通点を見つけて予測する」
中間的手法は「評価を与えたり、半分答えを与えたりなどして予測する」
では、なぜこのAIや機械学習の技術によって仕事がなくなると言われているのでしょうか?
なぜ仕事がなくなる?

技術の進歩によってAI・機械学習が職として行っている業務を代替できるようになったため
接客AI ペッ〇ーくんを例に簡単に示すと
- 人工知能が活躍できるようなインフラ(電気が使える、Wi-Fi)が充実している
- マニュアル通りに正確に行動できる
人工知能は物事を電気を使って考えて、制御しています
また、Wi-Fiなどでインターネットに繋げると、管理や制御ができたり、しやすくなります
人工知能はマニュアルがあれば、基本的に言い間違えなどせず、正確に行うことができるので接客はもちろんのこと、工場で精密な部品を作ることも得意です
どういった仕事がなくなるといわれている?
- 単純な作業やみんなができるようなこと
- 計算などのコンピュータの方が優れていること
接客をするAIを例をあげて説明します
人が来たら → 接客開始 → 接客の手順はマニュアルを見る → マニュアル通りに実行
他にもレジ打ち、データの打ち込みや計算業務、同じものを生産する
などの規則性があるものが代替されると言われています
それでは、仕事をAIにとって代わられないために対策としてどうするかと良いでしょうか?
仕事・業務のAI対策について
- 付加価値をつける、人が人にしか感じないような業務の形成
- 人間が判断を下す必要のある役職や職
付加価値をつける、人が人にしか感じないような業務の形成
人の心情を察する能力や、人の価値観を察する能力などはAIより人のほうが優れているといえます
芸術分野やスポーツ、YouTuberなどの人を感動させる、喜ばせる職種が価値を生むと考えられます
しかし、事務的な処理の中にも人が人に感じる温かさや信頼を感じる場面があると思います
温かいおもてなしや人が喜んでくれることを独創的に考えていくことで付加価値を生み、AIより人がいいなと思われるのではないかと考えられます
この抽象的な規則性がないような概念のある業務がAIには表現しにくく、私たちのこれから必要とされる業務なのではないかと思います
人間が判断を下す必要のある役職や職
AIには責任を取ることはできません
例えば、アメリカの大統領は核爆弾のスイッチを携帯しているといわれていますが、そのスイッチをAIに任せたとします
あるA国の飛行機が無断でアメリカの領空を通ったときに攻撃と判断して、すぐにその攻撃を止めるためには、その国がなくなることが最適だとAIが考えたとします
そこでAIが核爆弾のスイッチを押した場合取り返しのつかない事態となってしまいます
ここで、やりすぎだと思う人が多いと思います
また、情報の伝達ミスで領空を通ったことなどが分かった場合はより批判されるでしょう
このようにAIが出した最適な答えが人間の信条や理念、意思決定などにぶつかることが考えられます
そのため、人が意思決定をする必要のある=責任をとる必要のある 役職や仕事が必要となる(残っていく)と考えられます
このように技術の進歩によって、職が代替されるとお話ししましたが技術が進歩したから生まれた職(アプリ開発者、YouTuberなど)もあります
そのため、技術が進歩していくことは職を奪う悪いことだと捉えるのではなく、社会や生活を豊かにするための追求だと捉えることが良いと思います
また、AIや機械学習などの技術はたくさんの技術者たちの努力によってなされることであり、社会や生活を豊かにしていくためのものであると考えられるため
技術者っていいな~
機械学習についてさらに詳しく知りたい方は↓から