4Kテレビの4Kって何？8Kテレビって何がすごいの？フルＨＤよりすごいの？4Ｋテレビ放送があまり普及していないのはなぜ？
といった疑問に対してお答えします
簡単にいうと画質の良さです
4Ｋや8ＫのＫってなに？
4Ｋや8ＫのＫは「キロ」です
これは、距離を表すときに使う「キロ」と同じで
1000 m は 1 km のように
4Ｋ とは 4000
8K とは 8000 のことをいいます
この4000や8000は何についての大きさを表しているのかというと
テレビの横方向の画素数のことをいいます
なぜ横方向の大きさだけで表しているのかというと
元々、横と縦 両方合わせて「4K2K」などといわれていたみたいですが、縦方向の長さを省略されて横方向の画素数のみいわれています
基本的に横が4Ｋの時は縦の長さは2Ｋと規格で決まっているため略されています
ここまでの説明で、画素数って何度か言葉がでてきましたが、画素とはいったい何なのでしょう？
画素って何？
画素とは画面を構成する、色の情報を持った要素（点）のことをいいます
この構成する要素の数が多いことで画質の良し悪しが変わってきます
例を挙げて説明します
テレビの横方向の長さが1ｍだとします
1ｍの画面が10㎝の大きさの画素（点）でできていたとすると
10画素つまり10個の点で表すことになります
この1ｍの画面を1cmごとに100個の点で表わせると10㎝分を１つの点（色）で表していたのが、10個の点で表すことができます
このように、ある区間分をたくさんの点で表現できるというのが、今までのテレビと比べて４Ｋや８Ｋのテレビの凄いところといえます
4Ｋや8Ｋについては分かったと思いますが、他によく聞くフルＨＤとは何でしょう？
フルＨＤって何？
フルＨＤとは画素数表す言葉で、2Ｋのことをいいます
このフルＨＤは今現在の、地上デジタルテレビ放送、ＢＳで見られるものです
フルＨＤと4Ｋ、８Ｋを比較すると
フルＨＤの2倍の画素数が4Ｋ（4000）
4Ｋ（4000）の2倍の画素数が8K（8000）です
このある面積当たりの画素数が多ければ多いほど細かい部分まで表すことができます
では、なぜこの高画質に見れる４Kや8Kがあまり普及していないのでしょうか？
4Ｋや8Ｋが普及しにくいのはなぜ？
簡単にいうと以下のようなことが挙げられます
- 専用のチューナー（受信機）が必要
- 専用のテレビが必要
- 日本のテレビが優秀で、壊れにくい
- 映像がめちゃくちゃきれいじゃなくても映画やドラマ、バラエティーが楽しめる
- YouTubeなどテレビ以外のコンテンツが伸び、テレビ離れ
４Kや８Kの映像を見るためには、今現在使っているテレビなどでは見れないため
そのテレビ や専用のチューナー（受信機） を買う必要があります
しかし、４Kや８Kの見れる専用のテレビはフルＨＤのテレビと比べて高いです
また、２０１１年のアナログ放送からデジタル放送に完全に切り替わるときと違って
今現在、放送されているテレビ番組を新しいテレビに買い替えなくても見れることや
今まで使っている日本のテレビが壊れないことなども相まって
買いたいと思う人はキレイな画質で見たいかで決まると思います
↓の記事によると
4Kテレビ放送「6割は興味なし」の深刻度https://president.jp/articles/-/26716?page=2
2018年9月の最新調査を見ると、「知っている」と答えた割合は60％に低下している。また、同じ時点での4K放送を視聴するか否かに関する調査を見ると、「ぜひ視聴したい」と答えた人は全体の11.6％、「まあ視聴したい」と答えた人は28.3％だった。合計すると視聴の意向を持っている人の割合は全体の39.9％である。
といった結果となっていることが挙げられています
また、テレビをそもそも持たない、テレビ離れの影響もあると考えられます
YouTubeには自分の興味のある人やチャンネル、AIによって見てるチャンネルに似たお勧めのチャンネルが表示されて
自分の興味のあることだけを（学習して）発信するYouTubeなどのメディアなどがあります
確かに、自分の興味のあることをお勧めされたり、テレビ東京のチャンネルのニュースなども見れるYouTubeには惹きつけられると思います
その結果、テレビをそもそも買いたいと思わない人も出てきていると考えられます
こういった時代背景の影響もあり、４Kテレビや8Kテレビの普及が難しいというのが現状だと思います
いかがでしたでしょうか、4Ｋ、８Ｋテレビについて理解が深まりましたら幸いです
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